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この度ハーモス勤怠では、自由シフトおよび変形労働制(フレックス含む)を利用されている企業様に向けて、シフト勤務時間に基づく「所定時間の自動算出機能」および勤務区分ごとの「法定時間外労働の計算基準選択機能」をリリースいたしました。
本アップデートにより、日ごとに勤務時間や所定時間が変わるシフト運用の現場において、勤務区分を日ごとに付け直す手間を削減し、より実態に即した勤怠管理が可能になります。
【機能概要】シフト勤務の所定時間自動算出と法定時間外集計基準の拡張
概要
シフト編集画面で所定時間が未入力の場合に、シフト上の勤務時間・休憩時間・みなし時間から所定時間を自動算出できるようになりました。
また、勤務区分設定の「法定時間外労働時間:8時間超」において、集計基準(「8時間を超えた時間」または「8時間または所定時間の長い方を超えた時間」)を選択できるようになりました。
【メリット】
運用工数の大幅削減: 日ごとに所定時間が異なる場合でも、所定時間に合わせて勤務区分を付け替える必要がなくなります。
集計精度の向上: 変形労働制やシフト勤務における所定9時間の日など、実際の所定時間に応じた適切な法定時間外労働の集計が可能になります。
設定の柔軟性: 自由シフト用に限らず、自社の労務管理ルールに合わせた集計基準を選択・設定できます。
機能改修の背景と課題
【これまでの課題】
シフト管理を行う企業(特に変形労働制やフレックスタイム制を適用している企業)では、従業員ごとに日々の勤務時間が変動し、それに伴い所定時間も日ごとに変化します。
しかし、従来の仕様には以下の課題がありました。
所定時間の固定化と付け替えの手間
変形労働制の勤務区分において所定時間が未入力の場合、勤怠計算上は一律「8:00」を基準として扱っていたため、日々の所定時間に合わせて勤務区分を付け替える運用が発生していました。法定時間外労働の一律判定
自由シフト用勤務区分で「8時間超」を選択した場合、所定時間に関わらず一律で「8時間超」として集計されていました。そのため、所定9時間と設定された日であっても、9時間目が法定時間外労働としてカウントされてしまうケースがありました。
アップデート詳細
1. シフト勤務時間等からの所定時間自動算出
自由シフトで利用される変形労働制(フレックス含む)の勤務区分において、シフト編集画面の「所定時間」を未入力にした場合、当日のシフト情報から所定時間を自動的に算出します。
算出手順とルール
所定時間は、以下の情報および勤務区分の総労働時間設定・みなし時間設定を基に算出されます。
シフト上の勤務開始・終了時刻
シフト上の休憩時間(勤務時間帯と重複する部分のみ控除)
勤務区分のみなし時間設定
| 勤務区分の総労働時間設定 | 自動算出される所定時間の扱い |
| みなし時間のみ | みなし時間 |
| 実働 + みなし時間 | 勤務時間 - 休憩時間 + みなし時間 |
| 実働のみ | 勤務時間 - 休憩時間 |
※シフト編集画面で所定時間が直接入力されている場合は、入力値が優先されます。
※算出された所定時間は1分単位で計算・保持されます。
2. 法定時間外労働時間(8時間超)における集計基準の選択
勤務区分設定の「法定時間外労働時間」で「8時間超」を選択した際、新たに2つの計算基準から選択できるようになりました。本設定は自由シフト用の勤務区分のみでご利用いただけます。
選択できる計算基準
| 計算基準の名称 | 内容・適用イメージ |
| 8時間を超えた時間 | 所定時間や勤務区分種別に関わらず、実働で8時間を超えた時間を法定時間外労働として集計します。 |
| 8時間または所定時間の長い方を超えた時間 | 8時間または当日の所定時間のうち、いずれか長い方を超過した時間を法定時間外労働として集計します。(例:所定9時間の場合は9時間を超えた部分が集計対象) |
勤務区分CSVフォーマットの変更
本機能追加に伴い、勤務区分CSVデータに「法定時間外労働時間の基準」項目が追加されました。インポート・エクスポート時にご活用いただけます。
変更内容の詳細につきましては以下の記事をご参照ください。
【新機能】勤怠区分CSVの集計項目追加|2026年8月13日リリース予定
設定流れと具体的な設定例
設定の流れ
日々の所定時間に合わせて勤務区分を付け替える運用を行なっていたお客様におかれましては、以下の設定を行うことで、日々のシフト作成時に所定時間を手入力したり、勤務区分を日ごとに付け替えたりすることなくスムーズに運用いただけます。(勤務区分を付け替える運用で問題なく運用できている場合は設定変更は行わなくても問題ございません)
新しく勤務区分を1つ作成する
既存の勤務区分はそのままで、[システム設定 > 勤務区分] 画面にて、新しくシフト用の勤務区分を作成します。
・所定時間 空欄
・所定内労働時間 変形労働制(フレックス含む)
・法定時間外労働時間 8時間超
・法定時間外労働時間の基準 8時間または所定時間の長い方を超えた時間変形労働の従業員の「シフト勤務 初期表示」に設定する
[システム設定 > 社員]から、対象となる変形労働の従業員の「シフト勤務 初期表示」に作成した新しい勤務区分を割り当てます。
既存データおよび設定の扱いについて(ご注意点)
今回のアップデートに伴う既存データおよび移行時の挙動につきまして、以下の点をご確認ください。
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勤務区分設定の自動補正(データ移行)
リリース時点で「所定時間」が空欄になっている対象の既存勤務区分につきましては、リリース時のデータ移行処理により、勤務区分設定画面上の所定時間に「8:00」が一括設定されます。
シフト作成済み・シフト再生成時の注意点
データ移行前に所定時間未入力のまま作成されていた既存のシフトデータについては、シフトデータ生成時に動的に所定時間が算出される仕組みとなっております。
そのため、移行前データであってもシフト作成済みの場合は「8時間」には固定されず、今回の新仕様(勤務時間等からの自動算出)が適用されます。
また、リリース後に該当シフトを「再生成」した場合も同様に新仕様に基づいて動的算出されるため、リリース前の集計結果とは挙動が異なる(互換性が保たれない)場合があります。あらかじめご注意ください。 既存の「8時間超」設定の移行
既存の「8時間超」設定は、従来の挙動に合わせた計算基準(自由シフト用は「8時間を超えた時間」、その他は「8時間または所定時間の長い方を超えた時間」)が設定されます。